院長プロフィール

院長
中村 喜美恵Kimie Nakamura
笑顔で健康に過ごすためには、むし歯や歯周病の治療だけではなく、噛む力、舌の力、唇の力など、口腔周囲筋の力が必要です。そうした筋肉のバランスのとれた力が大切なのです。更に言うと、全身の筋肉のバランスも、もちろん口腔内に影響するのです。これらのバランスが良くなれば、いつまでも元気に食を楽しむことができ、本当の意味での人生の喜びが味わえるでしょう。
きみえ歯科では、患者さんお一人おひとりに合った治療を心がけ、お口の健康とみなさまの笑顔がいつまでも続くことを願っております。
経歴
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1988年
京都大学薬学部卒業 (大阪大学歯学部学士入学)
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1992年
大阪大学歯学部卒業
大阪大学歯学部 附属病院勤務 -
2003年
姫路市にて開業
所属学会・研究会
- 日本歯科補綴学会
- 日本歯周病学会
- 日本包括歯科臨床学会
- 日本アンチエイジング歯科学会
- 咬合育成研究会
認定
- 宝田式顔面筋エクササイズインストラクター
- 糖尿病協会登録歯科医
- 日本ホームヘルスコーチ協会認定ホームヘルスコーチ
- アンチエイジング歯科学会認定医
- ホワイトニングエキスパート認定
- メディカルアロマコーディネーター
- ペリオフードコーディネーター
本を出版しました!

院長インタビュー
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きみえ歯科の特長はなんですか?
全身を診て、お口の中を治療します。何度治療しても、同じ歯がむし歯になってしまうという経験はありませんか?それは、根本原因が取り除かれていないから。根本原因は、よくない生活習慣や食習慣、姿勢などにあります。
当院では、まず患者さんが感じておられる不調をお聞きしております。歯をいきなり削るのではなく、何が不調の原因になっているか、改善のためにはどうすることが大切かをお話することに時間をかけています。
次に行うのは、お口の中の環境を整えること。詰め物の状態を整え、自浄性を高めるために歯をきれいに磨き、細菌に対する抵抗力を高めるために口腔周囲筋のトレーニングや歯茎のマッサージを行います。こうして、しっかりと土台づくりをしてから治療を行い、歯並びや噛み合わせのバランスを整えることで本来の口腔機能が発揮され、健やかなエイジングが可能になると考えています。 -
なぜ全身を診る診療を初めたのですか?
私の娘の矯正治療をするとき、「できれば歯を抜かずに歯並びをよくしてあげたい」と考えたことがきっかけです。歯並びや噛み合わせ、顔の形は口腔周囲筋や習癖によって形成されています。ですから、悪い習癖を取り除いていけば、顎や歯の成長の方向を正常に修正することができ、本来その人が持つきれいな顔の形になるという考え方です。
九州の筒井照子先生はこのことを検査機器を用いてデータで証明されていて、間違いないと確信しました。歯を抜いたり人工物を入れたりすることなく、自分の筋肉と抵抗力によって、正しい歯列と引き締まったお口元を作る。これが一番健康的な治療だと私は考えています。実際に、ある患者さんのお口には、歯に合わない被せ物が無理やり入っていたので、それを外して仮歯で噛み合わせを整えました。また、「歯が痛い」と来院された患者さんには、姿勢と呼吸についてご説明し、「まずはこの癖を治しましょうね」とお話ししました。体にかかっているストレスを開放し、楽にしてあげることから治療を始めるのです。抜かず、削らずして治るなら、これ以上の喜びはありません。
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最後に患者さんへのメッセージと今後の展望について
患者さんお一人おひとりに対して誠意をもち、私たちができること全てに100%の力を尽くします。治療を重ねるにつれ、最初は半信半疑だった患者さんのモチベーションが上がっていき、治療の最終段階ではお口元を隠さずに歯を見せて笑ってくれるようになれば大成功。その幸せそうな笑顔を見ることが私たちのやりがいです。
ただ、私たちはお口の治療やお掃除はできますが、根本から改善するには患者さんの協力が欠かせません。健康について学んでいただき、姿勢を正し、よくない習慣をやめ、血行促進のためにお口をマッサージ。これらを患者さんご自身で行っていただけたら、それは毎日歯医者に通っているようなもの。セルフケアが最強の治療だと思います。今後当院では、看護師や栄養士、理学療法士もスタッフに迎え、全身の診断をいっそう強化していきたいと考えています。赤ちゃんの哺乳瓶指導から食事の管理、ご年配の方の筋力トレーニングまで、年代にあった指導と治療を提供し、全身の健康をサポートします。健やかなエイジングを重ねるために、私たちと二人三脚で頑張りましょう。